第5回リアルボイス 「TODOKERU発表会&SHIRITAI勉強会&学生福祉国会」in岡山
第5回 リアルボイス 「TODOKERU発表会&SHIRITAI勉強会&学生福祉国会」in岡山
私達は「きょうだい」です。
本当の声を「今の世代」、そして「次の世代」へ紡ぎたい。
2020 年第 1 回、2021 年第 2 回と「リアルボイス TODOKERU 発表会&SHIRITAI 勉強会 in 岡山」、さらに 2022
年第 3 回からは「学生福祉国会」の企画も加わりきょうだいの啓発イベントを開催してきました。初年度は
新型コロナウイルス感染予防のためオンラインでの開催となりましたが、翌年以降はハイブリッドで開催す
ることができました。そこには多くのきょうだい当事者や見守る方が参加され、「きょうだい」の声を通し
て今の福祉の現状や取り囲む社会を感じていただける第一歩の内容になったのではないかと感じておりま
す。
しかし、「きょうだい」たちはまだまだ悩み苦しみ、周りからの大きなプレッシャーや偏見や差別とい
う「見えない鎖」により自己否定感が強くなる傾向があり、自ら社会的意識弱者と追いやり、自身を抑圧し
てしまいそのことが知らないうちに社会との意識的かい離を生んでいるように感じられます。
これは決して「きょうだい」だけに現れることではありません。ヤングケアラーの問題もそうですが、
障害を取り囲む、見守る方たちだけが感じることではなく、障害という見つけやすい事象があるがために
わかりやすく現代社会の縮図が顕著に表れているだけではないでしょうか?
障害をもつ兄弟姉妹がいてもその周りの人たちはそれぞれ個人であり、決して周りから自分たちの気持ちを
決められることなく、個性に蓋をすることなく社会に立つことができるコミュニケーションの能力と気持ち
を形成する意識を持つことこそ兄弟姉妹の障害と向き合い、本来の障害のない社会形成の一歩になると感じ
ています。
そのためにはまずリアルな声を届けることが必要との考えのもと、この企画を開催してきました。その中で
私たちはある一つの目指すべき姿に行きついたのです。
それは発信すべきは大人である「今の世代」だけではなく、これから実際に社会を動かし社会で生きていく
「次の世代」=こども(学生)たちではないのか?
そこに発信し体験を提供、声を届けることが当事者の周囲を変化させ、社会を変革させることに繋がると考
えました。まさにその「想い」を繋げることがその先の世代が向かうべき障害のない持続可能な世界、社会
の起因になると考えています。
それを求めているのが 2022 年度から開催されている「学生福祉国会」であり、今回も開催いたします。
学生たちが置かれている現状を確認し社会とのコミュニケーションのあり方を新しく模索させる今企画参加
を通じて「次の世代」「次の社会」へ思いを繋ぎます。今すぐには形成できない、障害者を取り囲む社会の
視点を少しだけ変革させ周囲が変化する事で優しい社会の構築を目的としています。企画概要
■タイトル
今とこれから!本当の声を次の世代へ紡ぐ。
「第5回 リアルボイスTODOKERU発表会&SHIRITAI勉強会&学生福祉国会」in岡山
■開催日時
2024年12月7日(土)
A.11:00~12:00 リアルボイスTODOKERU発表会 (両日開催)
B.13:00~14:30 SHIRITAI 勉強会① 「ユニーク・インプロ・ワークショップ inリアルボイス」定員30名
講師:小松原 修
14:45~15:45 SHIRITAI 勉強会② 「リアルボイストークセッション&座談会」 定員30名
講師:福田 睦 長谷川 真実 増田 美佳
16:00~17:00 SHIRITAI 勉強会③ 「あいサポート運動について」定員30名
講師:佐藤 伸隆
2024年12月8日(日)
A.11:00~12:00 リアルボイスTODOKERU発表会 (両日開催)
C.13:30~16:30 学生福祉国会
■開催場所 岡山国際交流センター レセプションホール・会議室1 (岡山駅西口から徒歩3分 )
■参加費 各入場料・受講料500円 各観覧・受講ごとに500円がかかります。
「あいサポート運動について」無料
※発表会勉強会は全て予約が必要です
■主催: リアルボイス実行委員会 共催:岡山きょうだい会
■後援:岡山県・岡山市・津山市・岡山県教育委員会・岡山市教育委員会・岡山県社会福祉協議会・岡山市社会福祉協議会・全国障害者とともに歩む兄弟姉妹の会・一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会・山陽新聞社・朝日新聞岡山総局 (順不同)
■協力:LOOP⑩・サンクシーズ
ご予約はこちらから
講師紹介(プロフィール)
「ユニーク・インプロ・ワークショップ inリアルボイス」
【講師】 小松原 修氏 〈ばらさん〉
佐賀県で特別支援教育に23年携わる。指導教諭、特別支援教育士、そしてインプロ歴17年。インプロはカナダ/カルガリーのloose moose theaterにて学ぶ。Challenge Stage 主宰 ・ ITI friends ・ インプロユニット【妖怪百鬼夜行】・インプロユニットダメリーノ日々の支援にインプロの理念を応用しており、2017年12月より岡山にてLOOP⑩代表の藤原康典と一緒に発達障害・障害者を見守る方達の視点を変えることにより当事者と関わる周りを変えることを趣旨としたユニーク・インプロ・ワークショップを開催。ユニークなコミュニケーションのツールとしてのインプロを広めている。2018年文部大臣賞受賞
「リアルボイス トークセッション&座談会」
【支援者】 福田睦(ふくだ むつみ)
障がい者施設支援員。岡山県出身。神戸の専門学校を卒業後、障がい者の入所施設に勤務。地域で過ごす方にも関わりたいと思い地域支援事業所にてガイドヘルパーとして勤務。岡山に戻り、障がい者の工賃向上に向けて、コーヒー豆の焙煎や唐揚げのキッチンカーの営業に取組んでいる。
【障がい者ときょうだいの親】 長谷川真実
訪問介護員。滋賀県出身。結婚後第一子が二分頭蓋。夫の転勤で関西関東と転々とする。第二子は、食物アレルギーで辛い思いをし、不登校経験。2016年より岡山にて障がい者のファッションショーパラコレを開催。今年で活動9年目。2022年12月「まっ!いっか」をパラコレ出版部として出版。インターネットラジオゆめのたねラジオパーソナリティーとしても活躍中。
【障害のある弟を持つ「きょうだい」】 増田美佳
岡山きょうだい会、リアルボイス実行委員会代表。美容コンサルタント。幼稚園教諭免許取得。壮絶な両親の介護、看取りをきっかけに、ダウン症の弟をもつ立場から2018年岡山きょうだい会を設立。また2020年からはきょうだいの啓発活動を目的にリアルボイス実行委員会の全体統括責任者としてイベントを毎年主催。「きょうだい」「元ヤングケアラー」「現ケアラー」として自治体や企業、大学や施設他で講演、TV・ラジオ出演など広報活動中。